顔面神経麻痺

■顔面神経麻痺は突然起こります。突然顔が動かくなるので、患者さんは精神的に大きなショックを受けてしまいます。しかし、まず落ち着いて、ご自分の病気の事を良く理解して治療を進めていきましょう。        
顔面神経麻痺の分類
ベル麻痺 突発性で明らかな原因がなくて急におきるもので循環障害による神経の腫れによると考えられています。
ウイルス性 ヘルペスウイルスによる神経炎です。抗ウイルス薬(ゾビラックス)を服用します。
その他 頻度は高くありませんが中耳炎による神経炎や耳下腺の悪性腫瘍も原因となります。
麻痺が軽度の場合は薬物療法・マッサージ・リハビリでも治癒に向かいますが、重症のものはそれらだけでは回復しません。額のしわ寄せや閉眼、頬の動き、口の動き、味覚、聴覚、耳鳴り…ご自身の症状は如何でしょうか?日々をしっかりとチェックし、変化を観察しましょう。

顔面神経麻痺と鍼灸治療

ベル麻痺とヘルペスウイルスによる顔面神経麻痺は鍼灸治療の適応症です。
東洋医学の鍼灸治療の捉え方
鍼灸治療では、人体に経絡という気の流れる道があると考えています。この気の道(経絡)が空虚になったり、風邪(ふうじゃ)が身体に入り麻痺を起こします。
東洋医学の顔面神経麻痺の分類
風寒 風邪と寒邪による麻痺です。
風熱 風邪と熱邪による麻痺です。
陽明熱盛 陽明経という経絡に熱が入り込んだ為に起こる麻痺です。
気血両虚 気血(エネルギー)不足による麻痺です。
顔面神経麻痺は必ず「風邪(ふうじゃ)」の症状を伴います。これは東洋医学の基本的な考え方■外因をお読みくださるとイメージが湧くと思います。当院は顔に刺鍼します。麻痺を確実に回復させるためです。顔面神経麻痺は早めの治療と回数治療する事が大切です。薬物療法やマッサージやリハビリで麻痺に変化を感じないなら早めに判断をして鍼灸治療を始めたほうが良いでしょう。
後遺症として残ってしまった顔面神経麻痺に対しての治療効果は、顔の重さや違和感の緩和は出来ますが、もとの状態に戻すのは難しいと言うのが現状です。

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